発達障害、治るが勝ち! 自分の生き方を自分で決めたい人たちへ

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支援の限界を、乗り越えよう。

治さない医療、伸ばさない療育、アリバイ的特別支援教育、そして飼い殺しの成人支援。


発達障害児・者への支援が満足いくものではない現状の中で
発達障害のある人たちとその家族が
たくましく社会を生き抜いていくためのサバイバル・ガイド。

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「愛するからこそ治ってほしい」という当たり前の親心を「障害受容ができていない」と見る支援者が一部でもいるのが残念である。
 まっとうな親心を捨てることこそ支援、という風潮が行き渡っているのが、私にとってはこの十数年、見ていて切なかった。
 切なくて、切なくて、だから、解決策を探しつづけてきたのである。
 そしてここにたどりついたのである。
(本書より)

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発達障害、治るが勝ち! 目次 第一部  問題提起編


第一章 自立支援は本気で行われてきたか?

自立支援を大真面目に受け止めていた日々
支援者はどう「売り上げ」を得るかを知っておこう
「自立支援」の本当の意味を知る

第二章 支援の限界を知る

発達障害者成人支援の矛盾
発達障害者は支援者にとって「お客さん」である
支援から離れるからこそつかめる生きやすさ

第三章 治りたいか治りたくないか? 自分で決める。

主体性を持ってこそ、発達障害は治る
なぜ「治る」という言葉が嫌われるのか?
「支援があればよくなる」のウソ

第四章 飼い殺しの就労支援

成人の就労支援は本気で行われてきたか?
支援は「接待」である
支援者の飛び道具としての生


第五章 アリバイとしての特別支援教育

「人材が育てば支援が充実する」というウソ
特別支援教育とモラルハザード


第六章 なぜ伸ばさない療育にしがみつきますか?

グレーゾーンだったはずの子たちのたどった道
「治せるものなら治したい」と願うのはまっとうな親心である

第一部終わりに 異議のある人へ

第二部 解決提案編

第七章 「改善するけど治りません」という魔法の言葉を読み解く

治った方がいい理由
なぜ治るようになったのか?
医療が「治す」ことを否定する中でできることをやる
治っても認めない支援者たちのご都合主義
治りたい人の多さに気づく
「改善するけど治りません」とは結局どういうことか?


第八章
主体的選択のために自分の頭を使ってみる
連帯ではなく健全な分断の先に社会参加がある

第一の分かれ道
仕事のできる大人を目指すか目指さないか

第二の分かれ道
子どもの障害をできるだけ重く見せたいか軽くしたいか

第三の分かれ道
エビデンスと心中しますか?

第四の分かれ道
本人の主観と客体化した指数――どちらが大事か?
【付記・枕詞としてのエビデンスとは?】

第五の分かれ道
国 vs ギョーカイ どちらの動向を見守りますか?

第九章 発達障害にまつわる伝説をひとつひとつ洗い直してみる

伝説一
「発達障害は、一生治りません」

伝説二
「発達障害はスペクトラム」で「発達障害者は発達する」。でも「発達障害は治らない」

伝説三
「発達障害は生まれつきである」


伝説四
「自閉っ子かぐや姫説」

伝説五
人気の病院やクリニックに予約が取れるとラッキー

伝説六
社会は多様性を許さないから発達障害者は生きづらい

伝説七
社会が理解すれば発達障害者は生きやすくなる

伝説八
頑張ると二次障害になる

伝説九
当事者保護者は連帯すべきである

伝説十
二次障害は「寛解」するけど治らない

伝説十一
発達障害には一次障害と二次障害がある

伝説十二
治る=自分ではなくなる

伝説十三
努力するならスモールステップで

伝説十四
親としての当たり前のしつけをすると、二次障害になる
【付記】修行をしないほうがいいケース

第十章 愛着障害という最大の芋づるの発見

第十一章 身体アプローチから言葉以前のアプローチへ

第十二章 やりたいことができる身体が育つと起きること

第十三章 多様性が許される社会を作るために今すぐできること

第十四章 発達障害について社会に知っておいてもらいたいたったひとつのこと
 私がなぜ、「治る」という言葉を使い続けるか